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児童分野で働く場所と職種紹介
「子どもに携わる職業に就きたいけど、どんな仕事があるんだろう?」
このような思いを抱えている方もおられると思います。今回は、児童分野で働く場所・職種について紹介していきます。
児童分野で働く場所と職種紹介
児童分野で働く職種は多岐にわたります。例えば、保育所や児童福祉施設、学校などさまざまな場所で人材が求められています。
保育士
保育士は、0歳から6歳までの子どもたちを保育する専門職です。保育所や幼稚園、学童保育、児童福祉施設等で活躍します。保育士は、子どもたちが安心して過ごせるように、適切な食事や睡眠、遊びや学びの環境を整える役割を担っています。保護者の方々に子どもたちがどのように過ごしているのかを伝えるのも大切な業務の1つです。
児童指導員
児童指導員は、色々な事情から児童福祉施設に通所や入所する子どもたちの健全な育成を支援します。児童養護施設や放課後等デイサービス等で働く職種です。児童指導員として5年間働くと、講習を受けることで児童発達支援管理責任者の資格を取得できます。
家庭支援専門相談員
家庭支援専門相談員は、児童虐待や家庭内暴力、子育て不安などの問題を抱える家庭を支援する職種です。子どもたちや保護者の相談に対応し、専門家や地域のネットワークと連携して、問題解決や支援を行います。社会福祉士もしくは精神保健福祉士の資格を保有している方もしくは児童養護施設で5年以上児童の養育に携わった経験が必要です。
栄養士
児童施設や学校、保育園などで働く栄養士は、主に給食など食事の面から、児童の健康や成長をサポートする役割を担っています。栄養士は、栄養バランスや栄養価などを考えながら、健やかな健康を維持するための食事を欠かさずに提供することが求められます。栄養士の資格は、国家資格である「栄養士」または「管理栄養士」が必要となります。専門学校や大学で栄養学の学士号も取得することができます。
児童福祉司
児童福祉司は、児童福祉施設で働く職種の一つです。児童福祉司は、児童の生活や問題に対する支援を行うことが求められます。具体的には、施設内での生活指導や保護者や学校との連絡調整等が挙げられます。また、児童福祉司の資格は地方公務員試験に合格し、児童福祉司の「任用資格」を取得する必要があります。
児童と関わる仕事をしたい人が取得しておくと良い資格
ここからは児童福祉に関わる仕事をしたい人が取得しておくと良い資格をご紹介します。
児童指導員任用資格
児童指導員任用資格要件の主なものは以下の通りです。
① 4年制大学または大学院の、教育学部、心理学部、社会学部、社会福祉学部を卒業する
②福祉系の専門学校など、厚生労働省の指定する児童指導員養成施設を卒業する
③高卒以上の学歴を有したうえで、児童福祉の実務経験を2年以上積む
④幼稚園・小・中・高いずれかの教員免許を取得する
⑤社会福祉士または精神保健福祉士を取得する
社会福祉士・精神保健福祉士
社会福祉士・精神保健福祉士は、児童福祉施設や児童相談所などで活躍することができます。児童たちの生活支援や保護者の支援、地域の福祉活動など、幅広い分野で活躍することができます。児童たちとのコミュニケーション能力だけでなく、社会福祉の専門的な知識を持っており、児童福祉に携わる人材として重要な役割を担っています。
児童心理司任用資格
児童心理司になるための資格試験はありませんが、児童相談所に勤務する「児童心理司」は公務員であり、公務員試験の合格が必要です。中でも、児童心理司のような心理職に就くためには地方公務員上級の試験に合格する必要があります。
児童心理司になるには、公務員試験に合格することに加え、以下のいずれかの要件を満たしている必要があります。
①大学(教育学、心理学、社会学いずれか)を卒業後、厚生労働省の定める施設で1年以上の実務経験を積む。
②大学(その他の学部)を卒業後、都道府県知事の定める養成機関を卒業する。
そして地方公務員上級試験に合格後、児童相談所に配属されて始めて児童心理司になることができます。
しかし公務員試験は倍率も高く、合格するのはなかなか難しいものです。児童心理司を目指すことに対してハードルの高さを感じられた方は、まずは社会福祉士や精神保健福祉士、保育士を目指すのが良いのではないでしょうか。
社会福祉士・精神保健福祉士を検討中の方には京都医療福祉専門学校の心理メディカル科がオススメです。2年間で社会福祉士・精神保健福祉士の取得が目指せるため、就職活動もより有利に進めることができるでしょう。
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